ヴュルツブルク
南ドイツ ロマンチック街道の起点となる町です。
というわけで、この町わ訪れたことのある人はかなりいると思います。
しかし、ただ訪れるだけでなくそこに数泊してその町の良さがわかってくるものだと思います。



                        ヴュルツブルクの町

この町でも宿はもちろんユースホステル。駅からは歩いて約20分から30分くらいかかります。
橋を渡って古城のある丘ぞいに西にしばらく行ったところにあるのですが、ドイツだけあってユースの設備は素晴らしいです。
滞在中、残念ながら晴れてはいませんでしたが、なんとかスケッチを1枚描くことができました。

今まで、だいぶ油絵を描いてきたため、ついに日本から持ってきたキャンパスがなくなってしまいました。まだ旅は続くし・・・。やはりキャンパスを仕入れることにしたのですが、画材屋などこの町にはありません。
そこでフランクフルトまで行けばあるだろうと思い、列車で片道1時間かけて出かけることにしました。

フランクフルトは40年前に一度だけ来たことはあるのですが、フランクフルトで絵を描く気にはならないので、画材店を探すことのみに集中しました。
駅前から東に延びる商業地区を行ったり来たりした挙句、やっと一軒の画材店を見つけることができました。
しかし、そこにあるキャンパスはすべて「張りキャン」(すでに木枠に張ってあるもの)で、ロールでは販売していませんでした。
店の主人にロールキャンパスをどこか近くで売っている店はないか、と聞いてみると、・・・
ここを出て、駅の方に進み、2つ目の信号を右に曲がって2つ目の路地を左に100メートル行くと右側に「なんとか」というレストランがあるから、そこをまた右に入って5件目に「なんとか」という画材店がある。とのこと。
(
本当にそう言ったかは分かりません)
しかし、なんとかその店を見つけてロールキャンパスを買うことができました。安心したので、駅までにたくさんあるカフェでワインを一杯やってしまいました。

駅前
               フランクフルト駅(手前の店で一杯やりました)

ヴュルツブルクのユースホステルに戻って、さっそく仕入れてきたキャンパスを裁断して木枠に張りました。
これでまたしばらく油絵が描けます。

ヴュルツブルクはマイン川の対岸にあるマリエンベルク要塞があり、その要塞の上には博物館や教会があります。

マイン川
                    マイン川とヴュルツブルク

町から橋を渡ってすぐのところに「東洋レストラン」がありました。中心はチベット料理のようですが・・・。
入ってみました。しばらくは店内を眺めていましたが、カウンターの向こうで包丁を巧みに動かしているのは・・・。やはり日本から来た「板前さん」でした。
日本語が日本と同じ様に通じる。この旅行中、本格的な日本料理を食べたのはこの店が最初で最後でした。