トゥール
トゥールの町はロワールの古城巡りの起点になる町です。
日本人にもロワールの古城めぐりは人気がありますが、そのほとんどはパリから観光バスに乗って古城を巡り、そしてモンサンミシェル方面に行くというのが一般的なコースだと思います。観光バスでのツアーならいろいろと回れますが、個人でしかも団体ツアーでないとなると少々面倒です。
幸い、トゥールの町からマイクロバスでいくつかの城を巡るツアーがあるとのことでこのトゥールの町にきました。
フランスに何十回と来ているのにロワールの古城には行っていないので、一度だけ行って見ようと決心しました。


観光案内所に行って尋ねると、いろいろなマイクロバス・ツアーがあるとのことなので、料金が高くなく一般的な一日コースに申し込みました。「朝8時半にここから出発します」とのこと。
翌朝、少々余裕をもってユースホステルを出ました。


時間通りにマイクロバスが来たので乗り込んで出発しました。参加客は全部で8名。国籍はアメリカ、スペイン、ギリシャ、そして我々日本。フランス語、英語でのガイドあり。
シュヴェルニー城、シャンボール城、ヴィランドリー城などいくつかの城を見学しました。と行っても私は城の中には入らずにそれぞれの庭から外観だけを見学しました。みな内部の見学のため建物に入っていきましたが、私は庭園に残ってのんびりしていました。どうも絵のモチーフにはなりません。

シャンボール
                        シャンボール城

城
                          なんとか城

トゥールの町の中心に、小さな広場を囲むようにカフェやレストランが並んでいるところがあります。とても活気があるところで、ビールでも一杯と思って見回すと、東洋人の若者グループがいました。話してみると、日本人の若者たちでした。フランス留学中たとか、旅行中だとか・・・。夜まで一緒に飲んで盛り上がりました。

広場
                         町の広場
この広場を囲む建物には木組みの家も多く見られますが、コロンバージュ(木組み)でもアルザス地方やドイツの建物とは異なります。ブルターニュやノルマンディー地方独特な建物です。


昼食 ガラクタ市
          昼食                     からくた市

この町のユースホステルの受付のお嬢さんはとても怖い人でした。滞在中に何度も怒られました。それでも最後には機嫌を直してもらって一緒に写真におさまってくれました。

ユースのお姉さん
                    ユースホステルのお姉さん

作品 作品 トゥール(F6号油彩)