ストラスブール
アルザス地方の大きな町、ストラスブール!
中学・高校生の時、いろいろな外国文学を読んでいた頃に、その中に出てきた名前でした。
この「ストラスブール」に関しては、誰の、何の小説かは全く覚えていません。
パリやローマ、ロンドン・・・等は別ですが、小説や童話などの物語でだいぶヨーロッパの町の名前を覚えたものです。当時はそれがどの国の町なのかは知りませんでしたが…。
ストラスブール
                       プチ・フランス

学生時代(1971)、最初にヨーロッパを旅した時に、このストラスブールの大聖堂を見て感激したものです。以後、何度か訪れましたが、今年(2015)訪れた時は、大聖堂には行くには行きましたが・・・。当時のような感動は全くなくなってしまいました。
アルザスの中心都市なのですが、大聖堂、プチ・フランスあたり以外にはこれといって訪れるべきところもありません。私が知らないだけかもしれませんが。

大聖堂

そのあたりは、観光客相手の店がたくさんありますが、絵を描くにはあまり好きではありません。
やはり、アルザスの良さは、ぶどう畑の中の小さな村々だと思います。
ではなぜ今でもストラスブールに行くのかということになりますが・・・、次の目的地への乗り換えや、日本への帰路の起点として一日もしくは数時間滞在するためです。
何十回とフランスを旅していますが、大きな町はほとんど列車の乗り換え等で数時間いるだけになってしまいました。
そんなわけで、リョン、リール、ボルドー、モンペリエ・・・などはほとんど知らないに等しいくらいです。
都会でよく知っているのは、パリ(これもここ十年は素通りに近い)、ニース、マルセイユくらいのものです。
今回の旅では、ストラスブールから日本に帰国するために訪れました。

通常、ヨーロッパの地方都市から帰国する場合は、その町から起点となる空港がある町(フランスではパリ、イタリアではミラノ、ドイツではフランクフルト、等々)までそれぞれ国内線のような飛行機で飛んだ後に日本行きの飛行機に乗り換えるというのが一般的です。
ストラスブールの場合はフランス国鉄と提携しているのか、その国内線の飛行機に代わってTGVが乗客をパリまで運びます。
もちろん、ストラスブールの駅で飛行機への荷物のチェックインもして、搭乗券も渡されます。便利になったものです!

ストラスブールの町のほぼ中心にサン・トマ教会というのがあります。大きな教会です。
44年前に初めて訪れた時にスケッチを描いた場所でした。
いまだに周りも含めてあまり変わっていないように思われます。


サントマ
                 サン・トマ教会

アルザスの名物料理というと、シュークルートとタルト・フランベが挙げられます。シュークルートは酢漬けのキャベツにソーセージなどが入っている料理ですが、私はあまり好みません。タルト・フランベはピザのようなものです。

タルト シュークルート
       タルト・フランベ                  シュークルート

プチ・フランスのレストランでタルト・フランベを頼みました。他の人達のテーブルを見たら、ほとんどの人達が同じくタルト・フランベを食べていました。タルト・フランベは前菜のようなもので…ほかの人達はその他に肉料理などをだべていました。私はタルトフランベだけで充分! あとは…白ワインを2杯ほどいただきました。(2015年筆)