昔、サン・マロは海賊の基地だったとか・・。
町は堅固な城壁で囲まれています。ノルマンディ半島からブルターニュ半島に少し回り込んだ所に位置しています。。
モン・サン・ミシェルからバスで小一時間。
2010年、高瀬氏との旅で初めてこの町を訪れました。
一日に何本もないのですが、モン・サン・ミシェルのバス停でサン・マロ行のバスを待っていました。
はたしてここがサン・マロ行きのバス停でよいのか少々心配していると、あと一人フランスのご婦人がやってきました。やはりサン・マロに行くのだとのこと。聞いてみると、ストラスブール大学に勤務していて、一週間のバカンスで旅行中のご婦人で、「よくわからないけどおそらくここでよいでしょう」とのこと。バスはやってきました。
はるばるとオランダから南下してここまで来ると温かく感じます。やっとこの町から待望の「油絵」を描くこと
としました。今まで訪れてきた町々はまだ寒くて・・・。
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サン・マロの港
描いたのは、港に停泊中の舟を入れた風景。城砦に囲まれた町をバックにヨットを描いてみた。船を描く時にいつも思いますが…、マストやらロープやらが多くて参ります。
まあ、何とか夕方までに色を付けることができました。
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サン・マロの町並 バーで一杯
翌日も、前日に描き始めた作品をもう少し仕上げようと思い、また同じ場所に陣取って続きを描きました。しかし、喉が渇くといけないから、と思って買ってきたビールを飲んだら…たいへんいい気分になってしまいました。よく見たら、いつも飲んでいる日本のビールに比べるとだいぶアルコールの度数が高いことに気が付きました。ほろ酔い気分で描いてはいたのですが…戦闘意欲をなくしてしまって店じまいしました。
係留されている帆船で中の見学ができる船がありました。おそらく大航海時代に活躍した船なのだろうと思いながら見学させていただきました。ひょっとしたら海賊船だったのかも?
サン・マロ 描いた作品(F6号油彩)
(2010年筆)
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