リューデスハイム
ライン河湖畔の小さな町、リューデスハイム! ラインワインで有名な町です。
マインツから船で午前中にこの町に着きました。
町というには少々小さな町なのですが・・・。


街中
                       リューデスハイム
まずは宿探し! この町にもユースホステルはありましたが、少々郊外で遠いため町の中でホテルを探しました。
何軒かあたった中で、一泊55ユーロ(二人部屋で)というホテルがあり、即座に決めました。宿泊客は我々のみです。

町の中に「つぐみ横町」と呼ばれる小さな小路があります。両側はお土産屋やレストランでぎっしり並んでいます。もちろん観光客もどっと訪れます。日本の皆様も・・・。
折角だから、私は止まっているホテルのすぐ脇から油彩で街角を描くことにして、キャンバスを立てて描き始めました。
結構ギャラリーも集まってきます。


 
          ツグミ横丁                   ツグミ横丁

その中で、しばらく私の描く絵を眺めていた夫婦がドイツ語で話しかけてきました。もし時間があれば、是非とも自分の店の絵を描いてほしいとのこと・・・。しかし、今描いている絵もまだ描き終えていないので、この絵のメドがついて時間があれば描いてやるが、その店とは何処にあるのか尋ねました。
すると、場所だけ教えておくから一緒にすぐ来てくれと言う。しょうがない、描きかけのまま場所だけ確認するため同行しました。その店とは川沿いの通りに面したレストランでした。
ホテル近くでそれまで描いていた絵をなんとか4時頃にはメドを付けて(油彩なので完成はしません)仕上げて、そのレストランに向かいました。

そのレストランを描き始めたのはもう夕方の6時頃でした。
描いているとそのレストランの二軒手前の化粧品屋の旦那もやってきて、うちも描いてくれといいます。
今回は時間がないからと丁重に断りましたが・・・。
通りに面していたので、日本からの観光客などもたくさん寄ってきたりして・・・。。
8時半頃まで描いていましたが、さすがに暗くなり始めたので続きは明日でいいから、ということで、依頼主のマスターが何か食べていけと言ってくれました。サラダとワインを御馳走になりました。

製作中
               レストランの店主と子供たちが進捗状況をチェック
連れのT氏に訳を話して、明日は早朝から続きの絵を描くことにしました。
翌朝、6時に出かけて、続きの絵を描いたのですが、早朝なので寒いこと・・・。
結局、その日も描き上げることができず、帰国後完成して送ってあげました。


町の中心からニーダーヴァルトへのリフトがあります。ブドウ畑の上を通ってゆっくりと丘の上まで登っていきます。丘に上がると、ラインの景色がパノラマのように広がります。学生時代に一度この地を訪れたことがあったのですが、その時はリフトには乗りませんでした。当時はリフトが無かったかもしれませんが・・・。今回は登ってみました。


リフト ライン
      ニーダーヴァルトへのリフト           ニーダーヴァルトからライン川

町も良いのですが、郊外のブドウ畑も絵になります。町から少し登った丘の上から一枚油彩で描いてみました。
こちらは人も通らず、静かにゆっくり描くことができました。


塔
                     残念ながら教会は修理中
明日はラインを下って、コブレンツからケルンに向かう予定です。(2010年筆)


作品 作品
       ライン川(F10号油彩)            リューデスハイム(F6号油彩