リクヴィ-ル
いつも南フランスばかり行っているが、昨年(1999年)は27年ぶりにアルザス地方に行ってみました。
3月中旬ということもあり、予想していたほど寒くはありませんでした。
ワイン街道の村々はそのたたずまいを変えていませんでしたが、やはり以前に比べて村々の雰囲気は都会の臭いが感じられるようになっていました。
リクヴィール
                       リクヴィールの村
我が一期会の副会長O氏とともにアルザスを旅しました。
ドイツのシュツットガルトから国境越えの列車に乗り、ストラスプールを経てコールマールへ・・・。そこからとりあえず車でリクヴィールに向かったのです。

村の入り口近くにホテルができており、そこに泊まることにしました。昔はなかったのですが・・・。
村の中は昔とほとんど変わっていません。ただ、人々だけは服装、雰囲気などだいぶ変わったと思いました。
日本では30年も経てばすっかり変わってしまう場合が多いので、それに比べたら昔のままに等しいと思います。
東側の葡萄畑で絵を描いていると、ホテルのオーナーらしき人が登ってきて、話しかけてきました。その人も絵をやっているらしく話しが合いました。
ワインとコーヒーどちらを飲むかと聞くので、コーヒーと告げると、下のレストランに戻って行きました。
しばらくすると、子供が暖かいコーヒーの入ったポットとカップを持って上がってきました。

O
氏とともにゆっくりとコーヒーを楽しみながら描くことができたのですが、せっかくなら「ワイン」と言えば良かったと多少後悔・・・。
アルザスのワイン街道には、リヴォヴィレ、バール、ダンバッハ、カイザースブールなど、素晴らしい村々が続いています。
どの村も絵を描くのに向いています。
また、なんと言っても白ワインが素晴らしい !  (1999年筆)


1970年  1999年
   1970年              1999年

20046月、久しぶりにアルザスに来ました。
スイスでのトレッキングを楽しんだ後、コールマールに宿をとり、アルザスの村々やストラスブールなどを訪れました。以前訪れた時とまったく変わっていません。

今回はこのアルザス地方に生息するコウノトリを見ることができました。
コールマールてっぺんに大きな巣があるのは確認していましが、その住人はいつもお留守でした。
今回、カイザースブール郊外の農家の屋根の上の巣に、いたいた。
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羽の幼鳥とその上空を悠然と円を描いて飛んでいる親鳥!

世の中の動きに関係なく時が過ぎていきます。
白ワインの味も変わりません。
このアルザスはドイツと国境を接しています。
過去の歴史をみると、ドイツ領になったりフランス領になったりと・・・。およそフランス語ではないような町や村の名前が多いのはそのためでしょう。
その都度、この地に住む人たちにとっては痛ましい歴史を経験してきたようです。

最初に訪れた学生時代には確かに国境がありました。
しかし今のストラスブールでは、橋を渡ってドイツから自由に町に入れます。
EU
域内ではどこでも同じようなのか・・・。(2004年筆)