ビォット

コート・ダジュールのアンチーブの近くにビォットという小さな村があります。この村にもよく行って描きました。
この村の中には、Les Arcades(レ・ザルカード)というレストラン兼ホテルがありますが、アンチーブに泊まっても、バスで30くらいで行くことができます。アンチーブの市内にあるガール・ルティエから1時間に1本くらい出ています。

ビォット

小さな村なので、見学なら⒉~3時間もあれば充分です。
バスが着く所の近くに、ガラス細工の工房ががあり、通りから覗き見ることができます。それから、郊外にはフェルナン・レジェの美術館がありますが、行ったことはありません。

村全体を描くには、村を東側に下りていくと小高い丘があるので、その丘の途中まで登って振り返って眺めると上のような景色を見ることができます。しかし、そこは私有地なので、住人の許可を得てからイーゼルを立てましょう。

村の中心から東側に少々下ると、絵になる建物があります。この場所でも何度も描きました。

路地 路地
     村の一角               四十年前の同じ場所
村の中心から南西方面に下りていくと、やはり私の好きなスケッチ・ポイントがあります。
この場所でも4号くらいの大きさで訪れる度に描いています。

ビォット ビォット
         かなり若い頃 (30歳台)                 それよりもっと若い頃 (20歳台)

2017年に訪れた時は、村の中心にあるホテル・レストランLes Arcadesに泊まりました。
とても由緒ある歴史を感じる部屋で驚きました。北面の谷に面している部屋でしたが、床がなんとなく水平ではなくなっているような感じがしました。
当然、滞在中はこのレストランを利用するのですが、ここのボーイさんは注文を受けるとテーブル・クロス(紙製でした)に鉛筆でその内容をシャシャっと書き込みます。それも判読できないような文字で・・・

アルカード 作品
              アルカード                   作品 油彩4号